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和茶美庵wasabian 和茶美の会 茶道鳳門

茶道について(茶会や茶道教室のこと)、「和茶美の会」茶会の案内・ご報告、和風な体験、着物を楽しむイベント情報を紹介しています。

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相馬焼の「馬」

昨日は茶陶研究会でした。

今月から唐物の焼物についてお話させていただいております。

今日は「天目茶碗」の講義でした。



いつも講義の前にお茶一服召し上がっていただきながら、床のお話などしております。

今年初めての会でもあり、午年ということで「相馬焼」の話が出ました。

相馬焼

「相馬焼」は、「大堀相馬焼」と「相馬駒焼」の2か所が福島県にあります。

どちらも馬の絵付けがされているので、今年は茶会で使われることも多いかと思います。

歴史ある焼物なので、後世に伝えていかなければならないものだと思います。
原発による被害は計り知れないことでしょうが、再興を心よりお祈りしております。

お伊勢様も出雲の神様も蘇った甲午年

邪気を払い新しくすべてが立ち上がり邁進する年になって欲しいと思い、馬の焼物「相馬焼」のお話をさせていただきました。


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「大堀相馬焼」は福島県浪江市にあっため、原発の影響で壊滅的な打撃を受けてしまいました。
20数軒あった窯元さん達も非難を余儀なくされ、350年の伝統を持つ焼物も途絶えてしまうかもという所まで来ていました。

現在は二本松に場所を移し、焼物組合が中心となって再興するべく頑張っておられるようです。
技術が一度途絶えると、再興することはとっても大変なことなのです。
是非とも「相馬焼」が伝承し続けることを願っております。

また「相馬駒焼」は福島県相馬市にあるため幸い避難対象にはなりませんでした。
こちらは相馬中村藩の御用窯であったため、一子相伝を受け継ぐ田代清治右衛門さんの窯1軒です。
登り窯は元禄時代以前の築窯といわれていて、福島県の有形民俗文化財にも指定されています。
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