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和茶美庵wasabian 和茶美の会 茶道鳳門

茶道について(茶会や茶道教室のこと)、「和茶美の会」茶会の案内・ご報告、和風な体験、着物を楽しむイベント情報を紹介しています。

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第11回研究会「濃茶の各服点について」

コロナ禍ではありますが、1年以上も何の行事も出来ずにいたので、感染対策を徹底し、研究会を開催致しました。

新型コロナ対策として、坐忘斎お家元より濃茶の各服点点前をご紹介いただき、
この時代にあわせて出来ることを考えていきましょうと適応力が大事と教えられておりました。

今日は各服点について学んでいきましょう。

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「乱桔梗」鶴屋吉信製


濃茶点前は、正客のお茶は通常の手順で点てます。
次客以降のお茶は、盆の上で一緒に点てて、お出しします。


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お湯を入れる、お茶を点てる順番が重要とのこと



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次客さんが取りにいき、盆を回して茶碗を取っていきます。



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お茶を点てた順番に、客も茶碗を取り込みます。

慣れてしまえば何のことはない所作でも、初めてだと難しいですね。
客の作法も大切です。



そして、薄茶点前

今年は残暑が厳しいので、洗い茶巾にて一服差し上げました。


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「薄氷・浴衣」五郎丸屋、「マスカット琥珀」俵屋吉富製



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今日もかなり厚いので、少し涼しげな道具にしました。



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薄茶は影出し、盆で運びました。
客には濃茶の時と同じように取り回していただきました。



換気をして、襖を開け放し、マスクに黙色でと、制限はありましたが、
久しぶりに茶会形式の稽古が出来、皆さん充実した時間だったと感想いただきました。

ここまでコロナ禍が長く続くとは思っておりませんでしたので、共に生きていくことを考えていかなければいけないですね。
気を緩めず、対策をしっかり取りながら出来る範囲の稽古をしていきたいです。




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