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和茶美庵wasabian 和茶美の会 茶道鳳門

茶道について(茶会や茶道教室のこと)、「和茶美の会」茶会の案内・ご報告、和風な体験、着物を楽しむイベント情報を紹介しています。

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茶杓削り体験会

年に一回くらいのペースで、茶道に関連するお道具を作ってみる機会を設けています。

今年は久しぶりに「茶杓削り」に挑戦してもらおうと、「茶杓削り体験会」を開催しました。
茶道の稽古で茶杓を拝見していますが、どこを見たらよいのかよくわからないと言われることも多々あります。

どうやって作るのかを体験することで理解が深まることもあるかと思い企画致しました。


s-DSCF3362.jpg

まずは「茶杓を作る」ための制作過程のお話

竹のどこの部分が茶杓になるのか、どんな竹を探すのか?
そして、
小割り→乾燥→油抜き→曲げ(火曲げ、湯曲げ)→削り
と流れを説明


s-DSCF3369.jpg

次に茶杓拝見のポイントのお話
1、竹材の種類、特長
2、細工
3、作者、由緒

茶杓の部分部分の名称やその形の説明、樋って何?どちらにあるかでわかること等々
フムフム、小さな茶杓の見どころがわかってきましたぞ。


s-DSCF3374.jpg




さぁ、それでは実際に竹を選んで作ってみましょう♪

s-DSCF3377.jpg


どれにしようか悩みますね。



s-DSCF3382.jpg


後は黙々とひたすら削っていきます。
おしゃべりする余裕はなかったですねぇ。


s-DSCF3385.jpg

削り方にも注意が必要、深く小刀を入れちゃうと大変なことになっちゃいます。
竹の繊維に注意しましょう。

s-DSCF3388.jpg

裏も薄くしていきます。

露の形状をどうするか?悩ましい。

だんだん形になってきました!


そして、とうとう完成
それぞれ素敵な茶杓が出来上がりました!

s-DSCF3401.jpg

「この感動を忘れないうちに銘をつけたらいいんじゃない?」など話していたら、

「私は「ありごし」にします!!」と
「ほぅ~、どうして?」と伺うと
「見てください!ここ↓固かった竹を頑張って削って蟻腰作りました!」

s-DSCF3403.jpg

なるほど~、彼女の苦心の作、素敵でしょう
お披露目してくれる機会を待っていますよ。


皆さんと一緒に私も作りましたので、とても勉強になった一日でした。
作り物は楽しいですね~♪

| 茶道 | 15:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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